✓本記事を書いているのは『こまち先生』こと一般社団法人不登校解決支援センターRay代表理事の辻です。
・(一社)家庭教育支援センターペアレンツキャンプにて、東京支部室長を拝命。
・家庭教育アドバイザー、復学支援カウンセラーとして親子関係の改善や復学支援に従事。
・SNSでは『こまち先生』として活動し、総view数は50万を突破!
▼この記事を読んでわかること
不登校中、学校からの提案あるいは親御さんからの要望で担任やSCによる家庭訪問をしていただく機会があるかと思います。
特に今回の記事ではお休みが1ヵ月以上にわたってしまい、担任との交流が全くなくなってしまったお子さんに向けての内容となっております。
直接会えてはいないけれど電話で週に1回程度話せている、月に一回程度は会うことができるといったケースではまた別の考え方が必要になるため、それは別の記事でお話させていただきますね。
学校ごとの対応の違い
まず全国的に見ると、学校によって不登校生徒・児童に対して積極的に家庭訪問を行っている学校とそうでない学校がはっきりと分かれます。
一概には言えませんが東日本より西日本のほうが積極的に家庭訪問を行っている印象です。
これは、積極的に家庭訪問を行っている学校が良いということではありません。
担任の先生がSCやSSWと打ち合わせの上、親御さんとも事前に相談し「今のお子さんの状態であれば家庭訪問が有効である」とアセスメントできている学校であれば良いのですが「学校をお休みしているのだからとりあえず様子を見に行かなければ!」と一律の対応方針でやみくもに家庭訪問を行っている学校もあります。
もちろん先生方としても心配されているからこその対応ですから、悪気はないはずです。
しかし、不登校の対応に充分な理解のある学校はまだまだ少数派です。
「とりあえず一回顔見に行きますね」というお話だった場合、SSWを挟むなどアセスメントの機会を設けることをおすすめします。
家庭訪問の行い方
家庭訪問は基本的に本人による事前の承諾が必須です。
間違ってもだまし討ちやサプライズ的な方法
で会わせてはいけません。
そのような方法は大人に対しての不信感を抱かせるだけでなく、復学意識すら遠のかせます。
学校や先生によっては「過去に経験がありますから大丈夫ですよ。任せてください」と仰る場合もありますが、それはたまたまうまくいっただけで再現性に乏しい方法です。
サプライズ的に会いにいった結果子どもがパニックを起こし、逃げようとしてベランダから飛び降りてしまったケースもあります。
このようなケースを避けるためにも、家庭訪問の基本姿勢は事前に子どもに対して承諾を得ることであると考えていきましょう。
家庭訪問の必要性
不登校期間中はどうしても外部との関係性が希薄になるため「もう自分のことなんて誰も覚えていないんじゃないか」とネガティブな思考に陥ってしまうことがよくあります。
そんな時に学校の先生が『気にかけてくれている』と分かる家庭訪問は心を軽くしてくれます。
この観点からみると家庭訪問の必要性は高いといえるでしょう。
しかし、だからと言ってこういった繋がりを作ろうと躍起になってはいけません。
真面目でプライドの高い性格傾向の子ほど「こんな状態の自分を見られたくない」という感覚が強く、先生や友達に会うことを拒否します。
こういった場合は、まず電話や手紙などの間接的な方法で本人とつながることができないか検討することや、親御さんから「先生がいつでも待ってますって言ってくれてたよ」と伝言を伝えてみることも手段のひとつです。
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